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メープル・コラム

アジャスターについて

バイオリンのチューニングは通常ペグでおおよそ合わせた後、テールピースに付けているアジャスターで微調整をします。おそらく第1弦(e線)を買う時に、ボール(Ball)かループ(Loop)を選ぶと思います。今回はその2つ以外も含めてお話します。

ボールエンド用のアジャスターはL字タイプとも呼ばれています。またボールエンドだけではなく、ループエンドも使用は可能です。軽い力で調弦が出来ますが、アジャスターが重く、弦長が短くなります。

ループエンド用のアジャスターはヒル・タイプと呼ばれています。これはループエンドのみでの使用になります。調弦に少し力が必要ですが、アジャスターは軽く、弦長も保たれています。ただしループエンドの弦は切れやすいので、アジャスター購入後は少し加工をするとあまり切れなくなります。

写真の左下のタイプ(名前がない、901番)はよく分数楽器に使われると思われていますが、フルサイズでももちろん使用出来ます。このタイプは上の2つのように弦を引っ張るのではなく、弦を押し下げて調弦します。またアジャスター自体も軽いです。

そして最近分数楽器や入門者に人気なのが、写真右のアジャスターとテールピースが一体化したタイプです。テールピース本体も軽く、弦長もしっかりとれるので優れ物ですね。ただし、音には影響があるので、良くも悪くも音にこだわる方は試してからご使用くださいませ。決して音が悪い訳ではありません。この音を好まれる方もおられます。あくまで音は好みの問題ですので。

以上4タイプのアジャスターをご紹介しました。当店にお立ち寄りの際には是非お試しくださいませ。先日も広島市内で教えられてる先生が試されて交換されました。自分に合ったアジャスターを使ってより良いバイオリン演奏を楽しんでください。 

バイオリン豆知識